停電が復旧するまでの時間はどのくらい?過去の大災害から学ぶ

エココト編集長 2022-6-15

停電が起こると、いつ復旧するのか、ただ待つしかありません。
エアコンも稼働せず電気もつかない中、先の見えない時間は心身ともに大きなストレスになるでしょう。

すぐに停電が復旧することもありますが、場合によっては1日2日……と続くことも。
災害時の停電を例に、停電から復旧するまでの時間はどのくらいが平均なのかを見ていきましょう。

災害時の停電の様子

2007年に発生した新潟県中越沖地震、そして2011年に発生した東日本大震災。
家屋の倒壊など物理的なダメージはもちろん、停電や断水などライフラインの断絶も深刻な影響をもたらしました。
ではそれぞれ2つのケースについて、停電の様子やライフライン復旧状況をお伝えします。

2007年新潟県中越沖地震

2007年の新潟県中越沖地震では、7月16日に地震が起きた後、約2日間にわたり停電しました。
電気が復旧したのは、7月18日。しかし断水はまだまだ続き、8月4日に上水道が復旧したものの、下水道システムは断絶のまま。下水道が復旧したのは、およそ10日後の8月14日でした。電気、水道の順で復旧しましたが、ガスはまだ通りません。ガスが使えるようになったのは、8月27日。震災発生から1か月以上も経過していました。

2011年東日本大震災

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2011年の東日本大震災では、震源地付近だけではなく日本全体に大きな被害がおよびました。
特に震源地付近ではほとんどの住宅が停電。青森、岩手、秋田、宮城は95~99%もの住宅が停電しました。東京電力管内でも、茨城や栃木などで40%以上の停電率に。経済産業省のデータによると、最大停電戸数は約466万戸。甚大な広域停電だったことがわかります。

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しかし震災から3日後には、約80%の停電が解消。8日も経つころには、約94%の家庭に電力が復旧したそうです。被害状況に照らし合わせると、電力の回復は意外に迅速といえるのではないでしょうか。その背景には、復旧要員の増員や応急用電源車の導入など、非常時の対応が迅速に行われたことが挙げられます。それぞれの電力会社は、地震発生の直後から応援準備をおこないました。人員や資材の確保はもちろん、復旧作業員が自ら生活必需品をそろえてから向かったことも、円滑な復旧作業に功を奏したといわれています。

震災発生は3月11日ですが、4月30日にはガスがすべての住宅に復旧しました(倒壊して復旧不可能な家庭を除く)。水道も4月30日にはほとんどの家庭で復旧しましたが、一部地域では漏水のため7月28日まで断水が続いたようです。

災害時の停電発生原因

災害のときには、通常では考えれらないような物理的破損が目立ちます。
電気は複雑な系統で流れているため、どれか一つでも破損すると停電してしまうので注意が必要です。

・変圧器ブッシングの破損
電圧を変換する機器である、変圧器ブッシングが破損。変圧器などの機器に電線をつなぐ、大事な部分です。

・断路器がいしの破損
断路器とは、電気回路を開閉するスイッチのこと。主に点検時につかわれます。

・避雷器がいしの折損
避雷器とは、落雷の直撃を避けるための機器です。雷の電気を地面に逃がし、変圧器などの機器の損傷を防ぐ役割があります。

・送電線支持がいしの折損
鉄塔から電線を支えている棒状の絶縁体が、支持がいしです。鉄塔には電力会社から受けた電力を家庭に供給するための役割があるため、折損により電線が脱落すると家庭への電力が断絶されてしまいます。

上記以外にも、屋内外機器の壊滅や流失、鉄塔倒壊、道路の損壊により電柱が斜めになるなど、様々な被害が見受けられました。

災害時の停電を受けた再発防止対策

災害による停電は不便ではありますが、この停電を機に設備を強化して、二度と同じことがが起きないよう工夫するチャンスでもあります。

上記の停電発生原因を受け、再発防止対策とて様々な取り組みがおこなわれました。

・東北北部と南西部の連携を強化するため、50万ボルトの送電線が1ルート追加で設置された
・変圧器ブッシングが損傷した箇所には、衝撃に強く軽い新素材を採用した
・断路器がいしを高強度な素材へと変更を検討
・避雷器がいしを衝撃に強く軽い新素材へと変更を検討
・支持がいしが破損した場所は、懸垂がいし連(電線を支えるいくつもの絶縁体)を追加することで電線の脱落を防止
・早期の停電復旧に向けて、各部品を追加で配備

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まとめ

いつ起こるかわからない停電。
数字だけ見ると、「3日で復旧できたのか」なんて短く感じがちですが、実際は震災のダメージの中でのライフライン断絶は心身ともに大きなストレスになります。

原因が何であれ、突然の停電にあわてないためには蓄電池の設置が一番です。
電力会社が被災しても、電柱が折れ曲がっても、蓄電池があれば家庭の電力はまかなえます。

電力は、私たちの命を守るツールでもあります。特に夏や冬など、冷暖房がまったくない環境で過ごしていては命に関わるでしょう。

蓄電池が、家族の暮らしと命を守ります。
万が一の備えとして、またエコ生活のひとつとして。
蓄電池を活用して、どのような状況でも快適な暮らしをキープしましょう。

関連記事:停電の原因11選!復旧の流れや上手な停電対策まで一気にご紹介

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