電気代節約のための蓄電池活用法!太陽光発電やHEMSとの併用でより効果的に!

えらぶ家 2020-6-16
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蓄電池は、非常用電源としての役割も重要ですが、なるべくならうまく活用して電気代の節約につなげたいものです。

そこで、今回の記事では、蓄電池を利用した電気代の節約方法について解説します。太陽光発電やHEMSと併用したときの節約法についても併せて説明していきます。

ピークシフトで電気代を節約

蓄電池を用いた電気代節約の方法の一つにピークシフトがあります。

そもそもピークシフトとは、電力消費を電力需要の多い時間帯から少ない時間帯に移すことです。電気はおおよそ、常に一定の電力を生産する原子力発電や水力発電と、需要に応じて電力を生産する火力発電から供給されます。そのため、電力需要が大きく変動するほど、無駄に捨てられる電力が増大すると共に、石油や天然ガスの使用量が増加します。

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そこで、電力会社の多くは、電力需要の少ない時間帯の電気代を安く設定した料金プランを用意。また、契約毎に、同時使用できる最大電力を設定し、最大電力が大きくなるほど高い料金を課しています。そのため、蓄電池を利用したピークシフトを行うことで、電気代の節約につなげることができます。

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参考:ピークシフトの意味とは?蓄電池での活用方法についても解説

深夜に充電することで電力量料金を節約

一般的な家庭では朝夕、一般的な事業所では昼間の電力需要が多いことから、電力会社の多くが深夜の電気料金が安い料金プランを用意しています。中でも、東京電力は「夜トクプラン」、関西電力は「時間帯別電灯」という深夜割引プランを提供。これらのプランでは、日中の電力量料金より深夜の電力量料金が10~20円/kWh程度安く設定されています。

そのため、深夜に蓄電池を充電し、日中に貯めた電気を使用することで電力量料金を節約することができます。

契約アンペア数または契約容量を下げて基本料金を節約

契約アンペア数や契約容量を下げることも、電気代の節約につながります。

電気料金は通常、基本料金と電力量料金を足したものですが、ご家庭向けの一部の電気料金プランでは、契約アンペア数によって基本料金が変わります。契約アンペア数は、同時に使用できる電化製品の数、つまりワット数の上限を決めるものですから、蓄電池を利用したピークシフトによって契約アンペア数を下げることが可能となります。

参考:電気代節約にアンペアの再考を。太陽光発電や蓄電池設置の場合も解説

一方、大きな電力を消費するご家庭や事業所向けの電気料金プランでは、契約容量と呼ばれる使用できる電気の最大容量を算定します。契約容量は、契約アンペア数と似たようなもので、容量が大きいほど基本料金も高くなります。そのため、ピークシフトを行うことで、契約容量を下げることができ、電気料金を節約することができます。

太陽光発電との併用で電気代を節約

電気代の節約には、蓄電池と太陽光発電の併用が効果的です。日中は太陽光パネルで発電した電気を蓄電池に充電し、夜間や明朝に貯めた電気を利用します。

月に366kWh、日に12.2kWhの電気を消費する一般的なご家庭では、蓄電容量6kWhの蓄電池をフルに運用できれば、月間で5,000円程度、年間で60,000円程度の電気代を節約することができます。蓄電容量12kWhの蓄電池であれば、節約金額は、月間で10,000円程度、年間で120,000円程度です。もちろん、これらの金額は、太陽光発電で蓄電池を毎日完全に充電できるといった理想的な状況であり、実際の節約金額はこうはいきません。

しかし、FIT(固定価格買取制度)期間が終了したご家庭では、太陽光発電の売電価格が約40円/kWhから約10円/kWhとなってしまいます。一方、買電価格が20~30円/kWh程度と、売るよりも消費した方が10~20円/kWh程度の節約につながります。設置した太陽光発電設備を効率的に利用するためにも、蓄電池の導入を考えてみてはいかがでしょうか。

▼こちらの記事では太陽光発電と蓄電池を組み合わせるメリットについてより詳しく紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
太陽光発電と蓄電池の特徴、組み合わせるメリットとは?

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HEMSとの併用で電気代を節約

蓄電池と一緒に導入するHEMS(家庭向けエネルギー管理システム)の適切な運用により、電気代を節約できることがあります。

HEMSは、太陽光発電や蓄電池、電化製品などの電力生産量・消費量を見える化すると共に、家中の機器を制御したり最適化したりすることを可能にします。

例えば、HEMSを活用することで、洗濯機や食器洗い乾燥機、電気自動車の充電など、すぐに運転させる必要がない機器の自動運転が可能です。そのため、蓄電池に十分な充電があるときに、これらを運転させるといった使い方もできます。

また、単に見える化することで節電意識が高まり、電気代節約につながることも報告されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
蓄電池の導入は、その活用方法によって電気代の節約につながります。また、太陽光発電やHEMSとの併用で、より効果的な節電が可能となります。
しかし、蓄電池は、高価なので、電気代の削減で必ずしも元が取れるわけではありません。ですが、非常用電源として役割もあるので、このことも考慮の上、導入を検討していただければと思います。

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