停電時も太陽光発電は使える!蓄電池との有効な併用法も解説

えらぶ家 2020-3-23
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日本に住んでいる以上、地震や台風といった自然災害を避けて通ることは難しいと言えます。そうした自然災害につきものと言えるのが今回のお話のテーマである停電です。
雷による一時的な停電であれば、そこまで問題ありません。けれども停電も長引けば、生活に与える影響は非常に大きいです。
そこで現在、停電などの緊急時も使える太陽光発電や蓄電池の活用に注目が集まっています。
今回は停電した際の太陽光発電の利用方法や、蓄電池との併用方法を解説します。

停電した際は太陽光発電を「自立運転」に

太陽光発電は太陽の出ている間に太陽光モジュールで作った電気を、夜間に使用するのが一般的です。余った電気は、大手電力会社や新規電力事業者に販売できます。余った電気で副収入を得られることもあり、太陽光発電は多くの一般家庭で設置されるようになりました。
では、停電した時、具体的にどう使用すれば良いのでしょうか。

まず最初に太陽光発電を「自立運転」に切り替えましょう。基本的に太陽光発電は「連係運転」という、使いきれなかった電気を自動的に電力会社に送電するシステムになっています。この運転モードは災害などにより停電した際は自動的に停止します。そこで太陽光で作った電気を使うために、「自動運転」に切り替えるのです。

切り替え方は使用しているメーカーや製品によって異なります。
ただ、大まかな作業の流れは同じであるため、ここで確認しておきましょう。

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まずはパワーコンディショナーのスイッチを一度切ります。次に、元々自宅についているブレイカーを落とします。自宅のブレイカーをオフにするのは忘れがちですが、安全のために重要ですのでしっかりとやっておきましょう。
製品の取り扱い説明書を確認して、「自立運転」に切り替えて、パワーコンディショナーのスイッチをオンにします。太陽光発電の設備のある家庭には「自立運転用コンセント」が設置されています。このコンセントにコードをつなぐことで電化製品の使用ができるようになるため、あらかじめ位置を把握しておきましょう。製品によっては停電を感知すると自動で「自動運転」に切り替わるものもあります。

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太陽光発電を設置しようか検討している人は、緊急時のことも考えて選ぶと良いでしょう。また復旧した時は「自動運転」から「連系運転」に戻しておきましょう。戻す手順も、切り替えた時の手順とほとんど同じです。
取扱説明書では不安だという人は、あらかじめメーカーに問い合わせておき切り替え手順についてしっかりと説明を受けておきましょう。

停電時に使用できる電化製品は?

停電した後も、太陽光発電があればいつものように電気を使えるのか。
残念ながら、普段のように使うことは難しいです。スマホの充電や冷蔵庫など、それに電気ポットなどの電化製品は使えると言われています。しかしエアコンやドライヤーなど、起動時に大量の電気を必要とするものの使用は難しいのです。

また太陽光発電で1.5kWh以上発電していれば、電化製品をある程度安心して使用できるとされています。
ただ、発電量が1.5kWh以下の場合は電気の供給が不安定になります。電気の供給が不安定ななか、仕事を家のパソコンでしていた場合、突然電気の供給が途絶え、パソコンの電源が落ちることもあります。そうなれば仕事のデータが失われることにも繋がりかねません。
発電量によって、どの電化製品を使うのかをしっかりと決めましょう。

停電時も太陽光発電と蓄電池で安心

太陽光発電は太陽がある限り(太陽光モジュールが太陽の光を浴び続ける限り)発電できますが、夜間や天候が悪い状況では発電できません。つまり停電が長期化し悪天候が続けば、太陽光発電では発電ができず、電気を使えなくなることがあります。

そんなときに便利なのが、蓄電池です。
蓄電池があれば、電気を溜めておくことが可能です。つまり天候が良い状況では太陽光発電で発電した電気を使用し、天候が悪化して発電できない状況では溜めた電気を使用するのです。
天候が良い状況が続き、電化製品の使用もある程度制限しておけば、その間に蓄電池に電気を溜められます。太陽光発電だけの場合、天候によって発電量が限られ、使用できる電化製品も限られる、または使用を制限しなければなりません。
そこで太陽光発電の弱点を補完するために蓄電池を併用するのが有効なのです。

まとめ

日本に住んでいる限り、地震や台風などの自然災害を避けることは難しいです。
現在、電化製品は生活の要であり、特にスマホは生活に欠かせません。
家族や親戚との安否確認、会社や学校への連絡、情報の収集などスマホでできることは多くあります。その他にも、インスタント食品を食べる時のお湯やテレビが使えない時のラジオも災害時には重要です。そういった災害時に備えておくためにも、太陽光発電や蓄電池の使用を検討しておくことが重要なのです。

 

実際に家庭用蓄電池の導入を検討している方は、以下の記事も参考にしてみてください。
家庭用蓄電池のメリットやデメリット!補助金制度や価格、設置方法も紹介

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