停電対策にも効果が期待できる蓄電池の有用性について
停電の恐ろしさは直接的に家に被害がなくとも送電線、あるいは電柱など地域に電力を供給するシステムに被害があれば停電してしまうことです。電気さえあれば家に居られるのに!といった状況に遭遇する可能性があることです。
今回は停電対策にも役立つ蓄電池の有用性についてご紹介します。
停電対策とは
停電対策とは地震や台風による豪雨や猛吹雪などの影響で直接的に家に被害があり、電気が止まってしまった時、または間接的に停電となる原因が発生した時のための対策です。
実際に停電に遭遇したことがない方のために、まずは停電についてご説明します。
現代では停電そのものが少なくなったイメージ
大規模な災害でなければ停電しないというイメージ、そもそも停電を経験したことがない方もいらっしゃるでしょう。しかし、昨今では地震や豪雨など災害の種類、地域や場所を選ばずに停電となるケースが増えています。
まさか、自分の住んでいる場所は停電しない「だろう」という考えを持っていると非常に危険だということです。
実際に災害で停電するとパニックになる
停電は突然起きます。例えば、台風による豪雨の最中、いきなり照明や電気が使えなくなると、基本的に人は軽いパニックになります。
もし、真夜中の寝ている時間帯、もしくはまだ朝が暗い季節に停電したとすれば、身動きが取れないまま不安な気持ちを抱えつづけることになります。
また、テレビやスマホが使えなくなってしまうような事態であれば、情報が入ってこない不安があります。また、自分から連絡できない、連絡を受け取れない、情報を発信できない状態ですと、孤立してしまう可能性や救助が遅れる可能性さえあるのです。
インフラの復旧に想定外の時間が必要なことも
実際に停電となれば、すぐに復旧するかどうかわかりません。もちろん、一時的な停電もありますから、あまり悲観的に考え過ぎるのも良くありませんが、楽観的過ぎるのも困ります。
例えば、インフラの復旧に想定外の時間が必要なこと、局所的に停電した場合でもすぐに電気が回復するとは限らないということです。
1日くらいであれば、災害用のライトやカセットコンロでしのげるかもしれません。冷蔵庫の中身があればお腹が空く心配もないでしょう。しかし、2日、3日となればスマートフォンの充電もできず、テレビもみれない状態で疲弊してしまうのは間違いありません。
現代で電気がないということは、何もできないとまではいいませんが、快適な生活を過ごすことはできないことは事実と言えるでしょう。
停電対策に蓄電池や太陽光発電を
従来の停電対策として、電池の備蓄、充電されたモバイルバッテリー、カセットコンロやライト、飲み水や洗うための水、仮説トイレや食料などの備えはもちろん必要です。意外と言っては失礼ですが、いざとなるとロウソクでさえとてもありがたいものです。
そして、これからの時代の停電対策として、蓄電池や太陽光発電が必須といえる時代が訪れるかもしれません。
停電によって何が動かなくなるのか再確認するべき
まずは停電したら家の中の何が動かなくなるのか再確認してみましょう。回線が無事でもインターネットは使えなくなるかもしれません。テレビも同様で電気がなければ見れないですし、冷蔵庫も時間が経てば少しずつ冷却機能も失われていきます。水道が無事でも洗濯機に電気がなければ洗濯もできません。このように一度電気がないと何ができないのか、停電による影響をチェックしましょう。
特に玄関先や出入り口など、照明がないと危ない箇所、外へ出るまでの導線で外からの光が入りにくい場所などもチェックしておくべきです。
蓄電池は停電対策として優秀
もし、ご家庭に蓄電池があれば災害時に非常に役立ちます。直接的に家屋に被害を受けた場合でなければ、テレビが映る、インターネットも使える、そして照明が点く状態であれば、災害初期や停電によるパニックを防ぐことができるからです。
冷静に落ち着いて行動し、蓄電池の電気残量に応じて電気を節約すれば、容量によっては少しの間不安になることも少なくなります。
太陽光発電+蓄電池+オール電化
蓄電池と同時に太陽光発電、そしてオール電化であればIH機器などで暖かい料理を食べることもできます。お湯を沸かすという単純なことでさえも、停電した時には簡単にできることではありません。
天気による影響はあるにせよ、太陽光発電と蓄電池の仕様によっては、最低でも冷蔵庫、そしてスマホの充電、テレビの視聴は確保できる可能性が高く、直接的に被害を受けていない形の停電であれば家にいることができます。
まとめ:停電対策+節約にも蓄電池は役立つ
蓄電池を導入することで、最低でも停電初期のパニックを防ぐことができます。もし、太陽光発電も備えて入れば長期的な停電にも耐えることができるでしょう。
太陽光発電と蓄電池を併用することについて、さらに詳しく知りたい方はこちらも合わせてお読みください。
災害時は直接的な被害を受けなくても停電するということ。停電してしまうと家に居られないわけではありませんが、ほぼ何もできない可能性も高いということを忘れないようにしてください。
ただし、蓄電池があるからと言って危険があるのに避難しないということだけは避けるようにしましょう。災害の状況によっては家が無事でも自分や家族の身を守るために行動することが大切です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
この記事が停電対策として蓄電池を導入したいとお考えの方のお役に立てれば幸いです。