エコクッキングとは?今日からできる環境を意識した活動を紹介
近年地球環境を考えた行動の一環として、「エコクッキング」が広まりつつあります。
エコクッキングとは「買い物」「調理」「片付け」といった流れの中で、環境を意識した取り組みを行うことです。
こちらでは、エコクッキングの詳細について解説していきます。
エコクッキングとは?
エコクッキングとは「エコロジークッキング」の略称で、家庭から簡単に行えるエコ活動の一環です。
普段の生活を料理に関連した部分から見直し、より環境に優しい行動を採用していく取り組みとなっています。
地方自治体も積極的にエコクッキングを推奨していて、今では一部の教育に導入されるほど浸透しています。
今後もエコクッキングを踏まえた生活スタイルが、日本国内に定着していくと考えることができるでしょう。
エコクッキングとは、を3つの段階で考える
エコクッキングとは、主に生活における「買い物」「調理」「片付け」といった3つの段階で実施されます。
この流れの中に環境を意識したエコクッキングの行動を取り入れることで、食材の無駄な消費を減らしたり、水や自然を汚さずに保全したりといったことを目指すのです。
「買い物」「調理」「片付け」のそれぞれのポイントから、実際にエコクッキングでどのようなことが行われているのか確認します。
エコクッキングの「買い物」のポイント
エコクッキングの買い物では、以下のような行動がポイントになります。
・食品ロスを減らすために料理に必要な分だけ買う
・ゴミ問題を考慮してリサイクル容器や簡易包装の商品を買う
・栽培にエネルギーが少ない旬の食材を優先して買う
・運搬のエネルギーを減らすために国産品や産地直送のものを買う
上記のような行動が、エコクッキングを意識した買い物方法として実施されています。
無駄な食材を買わないように冷蔵庫の中身をチェックしてから出かけたり、何が今の旬になるのかを調べたりといった行動が重要です。
エコクッキングの「調理」のポイント
調理の過程にも、エコクッキングにつながる以下のような行動があります。
・野菜の皮などもゴミにせず工夫して調理する
・調理に使う油の量を減らすことを目指す
・調理の時間を短縮して、ガスの使用量を減らす
・加熱の際には順序を意識して、エネルギーの無駄遣いを防ぐ
たとえば複数の食材をまとめて調理したり、鍋蓋を使ったりといった工夫が、調理時のエコクッキングを実現します。
他にも1度の食事で食べ切れる分だけを調理したり、残りものを別日に調理し直すなどの行動も、エコクッキングにつながると言えるでしょう。
エコクッキングの「片付け」のポイント
エコクッキングとは、食事の後の片付けも含めて環境を意識するものです。
たとえば以下のような行動が、エコクッキングにおける片付けとして実行されます。
・使った食器は水で洗い流す前に、ある程度汚れを拭き取っておく
・洗い桶に水を溜めて、節水を意識して片付けをする
・汚れた食器を綺麗な食器に重ねない
・焼却エネルギーを抑えるために、生ゴミは水気を切ってから捨てる
エコクッキングの片付けでは水の使用が主なポイントになり、いかにして減らしていくかを考えることになります。
汚れの少ないものから順番に洗うなどの工夫を通して、排水をなるべく汚さずに使用量を減らすことを意識しましょう。
エコクッキングとは未来の環境を考えること
エコクッキングとは、私たちが生きる未来の環境を考えるきっかけになる行動です。
ひとりひとりが意識して取り組むことで、エコクッキングの輪が広がり、環境を良い方向に導くことにもなるでしょう。
地球温暖化、エネルギー問題、ゴミ問題、食料問題など、現代の地球が抱える環境問題はたくさんあります。
それらを解決する一歩として、エコクッキングとは何なのかという基本を、この機会に確認してみてください。
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